会誌「森林技術」

No.870 9月号

2014年 9月 10日 発行
○表紙写真○

『製紙用チップ専業工場に集荷される日本の竹』
(鹿児島県さつま町)
西村 修 氏撮影

 全国に広がる放置竹林の問題解決には,竹の大量活用が欠かせません。中越パルプ工業は,1998 年より製紙原料への活用に取り組み,試行錯誤の末,今では年間2 万トン以上の竹を集荷しています。本業に取り込むことで,持続的な環境貢献や社会貢献を果たします。誰かが一歩踏み出すことで,ソーシャルグッドが生まれます。
No.870 9月号

目    次
 
論 壇          これからの竹利用
岩井吉彌  2
 
統計に見る日本の林業  国産材の生産量
林野庁  7
 
特 集          竹の利用
 
             竹の土系舗装材料への利用
佐藤研一  8
 
             日本の竹100%の紙で社会的課題に挑戦
西村 修 12
 
             明るさが見えてきたタケノコ生産
野中重之 16
 
緑のキーワード     竹炭・竹酢液
谷田貝光克 20
 
連 載          新・誌上教材研究その19 子どもにすすめたい「森」の話
             木製品のよさ
山下宏文 21
 
シリーズ演習林     (10)東京大学大学院農学生命科学研究科
             附属演習林
石橋整司 22
 
連 載          産業界とともにめざす森林再生の未来 第4話
             株式会社大林組
             小径木の間伐材を利用した木造システム構法
水野良治・浜田耕史 24
 
技術者コーナー     投資前に損益分岐点から必要な生産量と生産性を見積ろう
岩岡正博 26
 
報告          第59回『森林技術賞』の業績紹介
 
             GPS,RS,GIS技術の森林管理業務への
             応用に関する研究とその普及
小林裕之 30
 
             トドマツ人工林における根株腐朽の発生状況把握と
             被害軽減技術の開発
徳田佐和子 31
 
会員の広場       床土に木炭を施用した挿し木苗の養成試験
上原 巌 32
 
本の紹介        エコシステム・マネージメントの政治学
関 厚 36
 
            日本森林インストラクター協会選定 日本の森100
一 正和 36
 
木っと復興通信     失われた海岸林の再生を目指して 活着は順調!!
吉田俊通・清藤城宏 37
 
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