○表紙写真○
『製紙用チップ専業工場に集荷される日本の竹』
(鹿児島県さつま町) 西村 修 氏撮影
全国に広がる放置竹林の問題解決には,竹の大量活用が欠かせません。中越パルプ工業は,1998 年より製紙原料への活用に取り組み,試行錯誤の末,今では年間2 万トン以上の竹を集荷しています。本業に取り込むことで,持続的な環境貢献や社会貢献を果たします。誰かが一歩踏み出すことで,ソーシャルグッドが生まれます。
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目 次
論 壇 これからの竹利用
岩井吉彌 2
統計に見る日本の林業 国産材の生産量
林野庁 7
特 集 竹の利用
竹の土系舗装材料への利用
佐藤研一 8
日本の竹100%の紙で社会的課題に挑戦
西村 修 12
明るさが見えてきたタケノコ生産
野中重之 16
緑のキーワード 竹炭・竹酢液
谷田貝光克 20
連 載 新・誌上教材研究その19 子どもにすすめたい「森」の話
木製品のよさ
山下宏文 21
シリーズ演習林 (10)東京大学大学院農学生命科学研究科
附属演習林
石橋整司 22
連 載 産業界とともにめざす森林再生の未来 第4話
株式会社大林組
小径木の間伐材を利用した木造システム構法
水野良治・浜田耕史 24
技術者コーナー 投資前に損益分岐点から必要な生産量と生産性を見積ろう
岩岡正博 26
報告 第59回『森林技術賞』の業績紹介
GPS,RS,GIS技術の森林管理業務への
応用に関する研究とその普及
小林裕之 30
トドマツ人工林における根株腐朽の発生状況把握と
被害軽減技術の開発
徳田佐和子 31
会員の広場 床土に木炭を施用した挿し木苗の養成試験
上原 巌 32
本の紹介 エコシステム・マネージメントの政治学
関 厚 36
日本森林インストラクター協会選定 日本の森100
一 正和 36
木っと復興通信 失われた海岸林の再生を目指して 活着は順調!!
吉田俊通・清藤城宏 37