○表紙写真○
蒲生八幡神社の社叢と大クス
(鹿児島県姶良市) 賀来宏和氏撮影
日本一の巨樹とされる楠で国の特別天然記念物に指定されている。蒲生八幡神社は保安4(1123)年の創建で、当時から御神木であったとされる。屋久島の「ウィルソン株」に名を残す植物学者E.H.ウィルソンが大正3(1914)年に訪れ、写真を残している。自然を畏む日本人の価値観と祈りが残した御神樹、居住域にこのような巨木が存在するとはウィルソンも驚いたに違いない。
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目 次
●論 壇 社叢にみる森林の役割とこれから 濱野周泰 2 ●特 集 身近な森「社叢」〜日本の森林文化とその維持管理〜 地域生態系としての社叢の維持管理 石井弘明 8 戸隠神社奥社の杜を未来へつないでいくために 大杉明彦 12 巨木化した樹木や社叢林の診断と対応 岩熊直樹 16 鎮守の森から考える日本の森 賀来宏和 19 |
●コラム 26 木へ想い馳せる子どもたち 匂坂裕一郎 ●知っておきたい 28 37. UAVとAIの活用で調査を効率化する 花岡 創 ●報 告 32 栃木県内のゴルフ場の所有山林と落葉管理の把握 市川貴大 ●本の紹介 36 林業遺産 泉 桂子 36 事例にみる森林アメニティ 土屋俊幸 | ●統計に見る日本の林業 38 高性能林業機械の効率的活用 林野庁 ●連 載 7 新・誌上教材研究 その65 子どもにすすめたい「森」の話 アメリカ開拓時代の人々と森林 山下宏文 22 研修そして人材育成 第42回 コーチングは創造力 水野雅夫 24 チェンブレ!(27) この産業に必要なこと 小宮山信吾 37 森と健康 みどりのリレー 第3回 魅力の発見こそが 美濃伸之 |