平成2年 1990年(574〜585号)
総目次
論 壇
環境と社会、その調和とは 内 山 節 574
森林生命科学と林木育種 渡 邊 定 元 575
林学研究への新たな願い − 林業経営の現場から 真 下 正 樹 576
熱帯林に注がれる世界の目と今後の海外技術協力の課題 秋 山 智 英 577
森林の利用と保全の調和 弘 中 義 夫 578
生態学と林学・林業 只 木 良 也 579
貿易摩擦に伴う木材加工・流通の変化 行 武 潔 580
国有林の存在意義 筒 井 迪 夫 581
林学研究のあり力 − 現場からの提起 大 嶋 顯、幸 582
地域性を考える − 山村振興のために 藤 田 佳 久 583
加速する熱帯林の消滅と統計数字の混迷 熊 崎 実 584
「スギ花粉アレルギー」の発症と環境因子 村 中 正 治 585
特 集
伐期を考える 574
1森林経理学上の伐期齢 岡 和 夫
2森林計画制度における伐期齢について 大 西 満 信
3現実にはどう考えられているか
1.国有林における伐期の考え方 藤 江 達 之
2.先進林業地智頭の例 大 北 英太郎
3.新興林業地K村村有林における例 坂 口 精 吾
国有林 − 国民生活への寄与 581
木材増産指向期の国有林経営
− 昭和30年代の緊急増伐を中心として 秋 山 智 英
荒廃地の復旧 − 国有林の治山事業 梶 山 正 之
地域振興への寄与 森 巖 夫
機械の開発と機械化の推進 林 寛
技術開発の実施・協力 蜂 屋 欣 二
解 説
林木育種事業35年の経過と今後の展望 尾 古 孝 文 575
林木育種研究の現状および将来 大 庭 喜八郎 575
新品種創出の周辺 − 北海ポプラを中心として 千 葉 茂 575
ここまできた抵抗性品種の育成 栄 花 茂 575
バイオテクノロジーと林木育種 小 谷 圭 司 575
ふるさと創生1億円のアイディア(U) 575
〔和歌山県南部川村・新宮市/栃木県大平町・葛生町・国分寺町〕
平成2年度林業関係予算案の概要 亀 澤 玲 治 576
国際花と緑の博覧会について 藤 井 昭 次 576
長伐期大径材生産の成立する要件 林 進 576
ふるさと創生1億円のアイディア(V) 576
〔栃木県栃木市/福井県和泉村/三重県多気町・南勢町・熊野市/徳島県相生町/
高知県大川村/静岡県西伊豆町・龍山村〕
海外林業協力の現状と課題 − 専門家に期待する 黒 木 亮 577
熱帯林研究と研究協力 荻 野 和 彦 577
「みどりの日」のプレイアップ戦略 川喜多 進 577
天竜林業とシイタケ 中 村 克 哉 577
森林総合利用にひと工夫を 町 田 博 578
林業機械化の促進について 杉 山 隆 志 578
林業用車両の開発と今後の展開
段軸式車両 福 田 章 史 578
連結装軌車両 佐々木 尚 三 578
第101回日本林学会大会研究発表の概要 578
熱帯林 複層林 田淵隆一・月下 健
林政、緑地・森林風致 香川隆英
経営 稲田光男
立地 荒木 誠・高橋正通
造林 清野嘉之・吉村研介・丸山 温・井鷺裕司
バイオテクノロジー 石井克明・横田 智
保護 伊藤進一郎・伊藤賢介
防災 土屋 智・窪田順平
利用 福田章史・澤口勇雄・山田容三
生態学的に見たブナ林の更新機構 − ギャップダイナミクス理論から 山 本 進 一 579
森林の生態遺伝学研究の現状 津 村 義 彦 579
林況変化に伴う野鼠被害と今後の防鼠対策 中 津 篤 579
人工生態系管理手段としてのこれからの育林技術 河 原 輝 彦 579
木場に見る木材需要の変化 高 田 庄 一 580
木製家具産業と木材利用の現況 古 澤 富志雄 580
リゾート開発と国有林野の活用 吉 田 治 580
いわゆるゴルフ場問題とは何か 藤 原 信 580
村づくりのマーケティング 梅 沢 昌太郎 583
村おこし戦略の問題点を探る 杉 浦 孝 蔵 583
山村生活モノグラフ − 愛媛県日吉村犬飼の変貌 篠 原 重 則 583
龍神林業開発会議、その誕生と歩み − 新しい山村・林業の活路を求めて 南 喜代三 583
蒸気機関車を走らせる − 丸瀬布森林公園いこいの森 編 集 部 583
<2つの国際会議から> 584
欧米生態学者の熱帯林への関心 荻 野 和 彦
IUFRO世界大会
森林の衰退をめぐって 脇 孝 介
製材・機械加工分野での研究発表 村 田 光 司
複層林を仕立てるための林内照度の管理 河 原 輝 彦 584
複層林施業と下木の形質 竹 内 郁 雄 584
再生紙の周辺 鈴 木 次 男 584
血清疫学から見たスギ花粉症の謎 井 上 栄 585
都市の大気組成はどう変わってきたか 若 松 伸 司 585
樹木の花粉と花粉症 横 山 敏 孝 585
新生 森林総合研究所 − 課題と目標
その10 574
加工技術科/構造利用科 鷲見博史・畑山蟻男
その11 575
資源計画科/経営管理科 西川匡英・加藤宏明
その12 576
海外林業調査科/支所/ 工藤哲也・牧 勉
多摩森林科学園 石 戸 忠五郎
森へのいざない − 親村活動をサポートする
1.インストラクタ − その必要性と役割 菅 原 聰 577
2.野外活動の必要性 − 都市生活に見られる子供の情景から 千 野 貞 子 578
3.童話を読んで「森林」を知る 筒 井 迪 夫 579
4.青春と森林との出会い 西 平 直 喜 580
5.森林教室を実践して 大 橋 健 治 581
6.都会高校生の林業体験学習をサポート − 新人類たちの林業体験旅行記 佐 藤 雅 昭 582
7.「親と子の森林教室」を振り返る 北 島 英 彦 583
8.生涯学習と森林活動 村 瀬 房之助 584
9.社会教育からのアドバイス 藤 田 秀 雄 585
新年のごあいさつ 鈴 木 郁 雄 574
第36回森林・林業写真コンクール優秀作品(白黒写真の部)紹介 574
日本林業技術協会第45回通常総会報告 579
第36回林業技術賞業績紹介 582
<林業技術賞>
地すべり防止工法(爆圧3工法)の開発研究とその実用化 工 藤 久 樹
湿性豪多雪地帯における育林技術の研究と普及 野 表 昌 夫
第36回林業技術コンテスト要旨紹介 582
第1回学生林業技術研究論文コンテスト要旨 582
随 筆
木の名の由来 深 津 正・小 林 義 雄
22.カポックとパンヤ 574
23.ツツジ(躑躅) 575
24.タイサンボク(大盞木) 576
25.カンザブロウノキ 577
26.カンコノキ 578
27.ナシ(梨) 579
28.エンジュ(槐) 580
29.ウバメガシ 581
30.ツガ 582
31.オガタマノキ 583
32.ナラ、カシワ、カシ 584
33.イタビカズラと愛玉子 585
森への旅 岡 田 喜 秋
10.名水を生む山肌 574
11.寒風に耐えるカシワの葉 575
12.コブシの花に誘われて 576
13.飫肥杉を育てた人々 577
14.トチの花の咲くころ 578
15.木曽駒ヶ岳の山肌観察 579
16.大杉谷の秘めるもの 580
17.森林浴とアケビ細工 581
18.削られる山・護られる山肌 582
19.鳳来寺山で育てる磨き丸太 583
20.猪垣のある熊野路へ 584
21.謎を秘める縞枯山の樹相 585
技 術 情 報 575 577 579〜580 583〜585
Jornal of Journals 575〜581 583〜585
林業関係行事一覧 574〜585
農林時事解説
奔馬で駆けるか駄馬でこけるか 574
伐採も屠殺も報道しろ 575
緑化運動ってなあに 576
スギの子が魔女刈りで泣いている 577
日米大戦争今昔物語 578
熱帯林の保全・再生に向けての新たな一歩 579
水源かん養機能と常識 580
割りばしの演出は悲劇か喜劇か 581
これ悪夢?それとも? 582
山出し娘に磨きをかけられるか 583
木は安くもあり、高くもあり 584
人集めはカネのワラジで全国行脚か 585
統計にみる日本の林業
緑の少年団 574
割りばしの生産状況 575
集成材の生産 576
低下する木造住宅の増加率 577
林家の経営意識 578
森林と国民生活 579
林地転用の最近の傾向 580
海外市場の開発が急がれる乾しいたけ 581
最近の素材生産量 582
林業就業者の新規参入の動向 583
拡大が要請されるわが国の国際林業協力 584
民有林における苗木生産 585
林政拾遺抄
榛名信仰 574
河社 575
プレカット工場 576
スギ林の中のケヤキ 577
寄付造林 578
受光伐 579
鵜殿のヨシ原 580
手すき和紙 581
テトラポットとハマナス 582
二段林施業 583
城山 584
スギとダムと崩壊地 585
木と住まいの美学
文化としての町並み(その1) 574
文化としての町並み(その2) 576
文化としての町並み(その3) 578
渋味のある木造りの部屋 580
日本の夏と異人館 582
美しい高山陣屋の無双窓 584
本 の 紹 介
森林サミット 『高木文雄と語る山の哲学』(高木文雄編著) 吉藤 敬 574
『林野の叫び』(大館新報社編) 山本 博一 575
林業改良普及双書103『急傾斜地の路綱マニュアル』(大橋慶三郎・神崎廣一共著) 大川 畑修 575
シリーズ・自然と人間を考えるNo.1『神は樹木に降りたまう』(海藤精一郎著) 筒井 迪夫 576
『SilviculturalSystems(英文)(作業法)』 (Jhon D.Mathews著)アバジーン大学名誉教授)
坂口 勝美 577
『森林土壌学概論』(河田 弘著) 山谷 孝一 577
『森林保護から生態系保護へ 森と生きものたちの戦略』(西口親雄著) 立花 観二 578
『森よ、よみがえれ 足尾銅山の教訓と緑化作戦』(秋山智英著) 只木 良也 579
『新・国有林全科 − わかりやすい国有林の利用ガイド』(国有林問題研究会編) 北川 紀彦 579
森林からのメッセージ(5)『広葉樹施業の生態学』(谷本丈夫著) 佐藤 明 580
『ユリノキという木 − 魅せられた樹の博物誌』(毛藤勤治ほか著) H.Y 581
『山里紀行 − 山里の釣りから(2)』 (内山節著) I.Y 581
『林業技術ハンドブック』(監修林野庁) 伊藤 敞 582
『緑化技術用語事典』(日本緑化工学会編) 難波 宣士 583
『高知の森林』(高知県緑の環境会議森林研究会編) 森 巖夫 583
『ワリバシ讃歌 資源ムダづかい論を切る』(湯川順浩著) 伊藤 治良 584
『世界の土壌』(E.M.ブリッジズ著 永塚鎮男・漆原和子訳) 大角 泰夫 585
『日本近代林政史の発展過程』(萩原敏雄著) 藤澤 秀夫 585
こ だ ま
ミッシング・シンク 574
市民による豊かの森を 575
林野火災の恐ろしさ 576
遠山樹木見様之事 577
川上と川下の協調 578
林業センサスを使い込もう 579
熟年労働力 580
お前も悪者か 581
森林のイメージ 582
きのこ生産業者に期待する 583
豊かな時のながれ 584
戦後林業へのノスタルジア 585
会員の広場
今こそビジョンの確立を − 空洞化された“林業の厳しさ”からの脱却を求めて 諌本 信義 577
鹿児島県の「潮害」について 国生定男 577 ゴルフ場公害の批判にこたえて 中村健次郎 580
林業用保護帽を考える − 夏季炎天下における対策 辻井 辰雄 580
顕在化した日本林業の危機 行武 潔 585
そ の 他
第1回林業技術研究論文コンテスト参加要領 574
第45回日本林業技術協会通常総会の開催および関係行事のお知らせ 577
第37回森林・林業写真コンクール入選者の発表 578
第1回学生林業技術研究論文コンテスト入賞者の発表 578
第36回林業技術賞および第36回林業技術コンテスト入賞者の発表 579
平成2年度『空中写真セミナー』開催のご案内 580
平成2年度山火事予知ポスター「図案」「標語」募集要領 580
執務時間変更のお知らせ 580
スギ花粉症(アレルギー)についての見聞募集 582
第37回林業技術賞および第37回林業技術コンテストについての予告 582
第2回学生林業技術研究論文コンテストについて 583
出火事予知ポスター<標語・図案>入選者の発表 584
第38回森林・林業写真コングール作品募集要綱 585