平成7年 1995年(634〜645号)
総目次
題 名 著 者 号
論 壇
小私有林の将来を考える ― 問われる私的所有の意味 熊 崎 實 635
新たな森林・林業への始動 ― 持続可能な森林経営など国際的視点から 藤 森 隆 郎 637
画期的林業政策への道程
― 世論の背景作りに欠かせぬキャンペーンの要諦 手束 平 三 郎 638
小学生たちが職場にやってきた 只 木 良 也 639
森林管理と社会とのかかわり ― 合意形成のマニュアルを考える 木 平 勇 吉 641
新たな緑化運動の幕開けに望む 村 田 泰 夫 642
国際時代の国内林業の動向と展望 村 嶌 由 直 643
長期継続試験地の意義と必要性 桜 井 尚 武 644
森への道 芝 正 己 645
解 説
特集 生物機能の新たな利用に向けて
樹木からのメッセージ 大 平 辰 朗 634
植物の防衛戦略に学ぶ ― 環境に優しい農薬を探して 福 嶋 純 一 634
優良苗木供給へのバイテク技術の応用 石 井 克 明 634
量的形質遺伝子の発掘 ― 地図を片手に 吉 丸 博 志 634
きのこの病害と耐病性育種 角 田 光 利 635
小規模私有林の経営戦略 ― 福岡県添田町・井上九八郎氏の森林経営 堺 正 絋 635
ここまで見えてきたヒノキ漏脂病 矢 田 豊 635
根元曲がりの少ないスギ
― 出羽の雪1号および出羽の雪2号の特性と経済的メリット 向 田 稔 635
山形県小国町の白い森構想 北 村 昌 美 635
トピック
木材の寸法安定性能の向上を目指して
― グリオキザール樹脂処理材の特徴と応用例 伊 藤 貴 文 635
特集 技術開発と実用化 ― ホップ・ステップ・ジャンプ
技術予測調査について 佐 藤 寿 守 636
リモートセンシング技術による 沢 田 治 雄 636
森林資源・環境のモニタリングシステム
野生生物の保護を考慮した森林管理技術 由 井 正 敏 636
森林の水土保全機能を高めるための森林施業 梁 瀬 秀 雄 636
森林の持つ制御機構を生かした総合防除技術体系 福 山 研 二 636
熱帯林の含理的管理,利用技術 大 角 泰 夫 636
森林資源の持続的利用 志 水 一 允 636
平成7年度森林・林業関係予算(案)の概要 中 山 浩 次 636
トピックス・ケヤキ
ケヤキよもやま話 ― 研究の立場から 橋 詰 隼 人 637
林業用ケヤキの育種とクローン造林 原口雅人・中村雅志 637
修景用ケヤキのバリエーション 金 子 明 男 637
ケヤキあれこれ 冨田 ひろし 637
第106回日本林学会大会短信
第106回日本林学会大会を終えて 五十嵐 恒 夫 638
私の研究発表聞き歩記(あるき)
林政:久保山裕史・山本伸幸、経営:菅野高穂、立地:松浦陽次郎、造林(育種):板鼻
直榮・黒丸亮、造林(生理):則定真利子・大沢裕樹、造林(天然更新):大久保達弘、
造林(物質生産):宇都木玄、動物:尾崎研一・平川浩文、樹病:佐橋憲生・前原紀敏、
防災:恩田裕一・窪田順平、利用:田坂聡明・小野耕平・井上公基、風致:香川隆英
特集 小学5年生の「森と木の質問」を巡って
回答例と文献(12編) 639
小泉武栄・筒井迪夫・遠藤日雄・石橋整司・梶幹男・三浦慎悟・楠木学・堀田庸・
藤枝基久・沢田治雄・木村保典・松永勝彦
森林文化教育10年の足跡 上 善 峰 男 639
「森林」を通して国土の自然環境をとらえる学習
― 小学校第4学年社会科「私たちの国土のようすと森林」の学習 山 下 宏 文 639
環境教育としての森林学習の試み 水 元 健 蔵 639
使いやすくわかりやすい教材とは
― 小学校社会科教育における森林教育のための副教材 石橋整司・内出美智子 639
兵庫県南部地震
兵庫県南部地震を追う
― 地盤破壊の実態と森林が果たした防災機能 奥 西 一 夫 640
兵庫県南部地震による液状化現象の樹木への影響 田中義則・山瀬敬太郎 640
現代の木造住宅の耐震性 ― 阪神・淡路大震災の所見から 神 谷 支 夫 640
特集 長期試験地等の設計・運営・成果1
釜淵森林理水試験地 齋 藤 武 史 641
照葉樹林における森林生態調査区 山 本 進 一 641
動物と植物の相互関係調査地金華山島 ― シカを中心に 高 槻 成 紀 641
森林技術研修と教材整備 山 本 哲 也 641
特集 長期試験地等の設計・運営・成果2
長野営林局三浦実験林 ― 特に木曽ヒノキ天然更新試験の経過と成果 赤 井 龍 男 642
人工のギャップ・自然のギャップ 谷 本 丈 夫 642
複層林施業指標林 村 田 光 二 642
トピック
〈水源の森百選〉決まる 642
特集 トチノキ
トチノキの薬効 奥 山 徹 643
トチノキの生態 鈴 木 和次郎 643
トチノミの“食”利用について 辻 稜 三 643
山村工芸とトチノキ 上 田 友 彦 643
トチノキと養蜂業 安 藤 竜 二 643
実の収穫を目的としたトチノキの栽培と管理について 大 沢 章 643
トチノキ素材の形質と価格 佐 野 公 樹 643
下野国・トチノキこだわりの旅 編 集 部 643
特集 長期試験地等の設計・運営・成果3
ヒバ天然林の施業実験林 工 藤 悦 郎 644
沖縄県の森林水文試験地 生沢 均・金城 勝 644
芦生演習林における天然林の動態調査 安 藤 信 644
トピック
ちょっと拝見! 編 集 部 644
列状間伐は何回まで繰り返しが許容されるか?
― スラッシュマツ人工林での例 佐藤明・V.B.オズマール・マルコA.O.ガヒード 645
森林資源とその利用を把握する枠組み ― 森林資源勘定の研究動向 古井戸 宏 通 645
「豊田市水道水源保全墓金」について 小 島 昌 資 645
あの山はどうなった
29.野辺地防雪原林・鉄道記念物 ― 日本最古の鉄道防雪 猪 股 忠 幸 635
30.伊勢神宮式年遷宮御用材の供給(前編) 坂 口 勝 美 637
31.伊勢神宮式年遷宮御用材の供給(後編) 坂 口 勝 美 638
32.鉄道記念物・飛砂防止林 ― 秋田第1号飛砂防止林 渡 辺 敏 文 644
33.男鹿山スギ人工林収穫試験地 ― 無間伐の成長経過を探る 金 豊太郎 645
森へのいざない ― 親林活動をサポートする≪最終回≫
49.掲載記事一覧 編 集 部 636
新年のごあいさつ 三 澤 毅 634
<<第40回林業技術コンテスト要旨>5>
優良シキミの選抜と有利販売(日本林業技術協会理事長賞) 安田宣浩・小西忠重 634
駒ケ岳山麓におけるシイタケ原木の生産について 関 浩・斎藤義雄 634
カラマツ間伐材利用の一考察 中野雅幸・天杉国夫・中村俊弘 634
第41回(平成6年度)森林・林業写真コンクール優秀作品(白黒写真の部)紹介 634
く第40回林業技術コンテスト要旨6>
小豆島治山事業の施工結果について(日本林業技術協会理事長賞) 山内三津雄・多田賢二 635
間伐材利用による海岸防風林の造成について 羽賀ヒサ子・伊與部 顕 635
マツノザイセンチュウ抵抗性マツの現地適応試験について 渡 瀬 博 美 635
<第41回林業技術賞業績紹介>
ヒノキ精英樹の採種園管理技術の確立とヒノキ精英樹の普及 丹 原 哲 夫 640
シイタケほだ木の黒腐病に関する研究 松 尾 芳 徳 640
く第6回学生林業技術研究論文コンテスト要旨>
上高地におけるニホンカモシカの行動学的生態研究 望 月 敬 史 640
スロープ付U字溝の有効性の検証 ― 小動物との共存をめざて 倉 品 伸 子 640
熱帯産マメ科4樹種の酸,アルカリストレス下における成長特性 神 長 健 夫 640
例幣使街道スギ並木におけるスギの衰退と根系保護効果 干 葉 潤 子 640
森林生態系における昆虫寄生性線虫 (Steinernema 属) の分布実態 中 村 直 子 640
パイプフローの降雨流出過程に及ぼす影響 内 田 太 郎 640
雲仙普賢岳・中尾川扇状地における土石流の氾濫予測手法に関する研究 高 尾 正 樹 640
<第41回林業技術コンテスト要旨1>
高尾山国有林において鳥類の種子散布を活用した森林づくりについて 曽村尚明・岩崎孝司 641
除草剤によるニセアカシアの駆除
― 除伐後の萌芽に着目した低コストの試み 竹本俊夫・外山篤司 641
ブナ二次林の生長状況調査について 樋口 賢・櫻井 勝 641
ブナ地帯育成天然林施業における林床植生と更新樹の成立状況 米 澤 義 則 641
ヒバ天I地拵跡地における稚樹成長の一考察 笹井玉蔵・能登谷秀雄 641
育成天然林施業(広葉樹除伐試験)について 自 濱 正 明 641
沼牛施業指標林の現況と今後の施業について 伊 藤 日出男 641
国有林の多面的機能を活かした今後の森林管理施業について
(買入れ国有林における拡大造林地の成果を踏まえて) 吉 野 慎 治 641
<第41回林業技術コンテスト要旨2>
治山工事における水質保全対策について 谷口直幸・古畑義隆 642
国土保全林の施業のあり方
― 特定の水源地における施業 佐藤守夫・我満久志・細谷良吉 642
林分概要を把握するための簡易調査法について 中 堀 等 642
シイタケ生産に対する今後の普及指導活動の方向 山 崎 信 明 642
クマゲラの生息環境調査 村上卓也・鈴木良治 642
鹿の食害による樹木被害の状況調査について 鈴木 治・佐藤 久 642
ポット苗を使用した石礫地の緑化 國 久 康 之 642
人工林施業モデル団地の路網整備計画について 倍 賞 富 弥 642
く第1回林業技士体験記(論文)コンテスト・優秀論文要旨紹介>
林業技士の資格が生涯の仕事 荒 井 隆 幸 645
窮余の立木評価 ― 入札を明日に控えて 金 吉 郎 645
林業技士とわが社 横 田 善 翁 645
随 筆
日本人の長寿食10〜21 永 山 久 夫
『万葉集』にあった長寿食 634 「上手に食べて,すらりと出し, 641
ご飯を「長寿食」にする炊き方 635 ぐっすり眠れ」
山の空気は万病の“特効薬” 636 「食べ合わせ」の知恵 642
記憶力をよくする初ガツオ 637 「麦めし主義」で勝ち残った徳川家康 643
戦国武将に学ぶ長生きのコツ 638 「女性の若返り食・焼きイモ」 644
長生きしたけりゃ日本そば 639 食べもの百珍健康法 645
不老長生のまじない・ことわざ 640
人生至る所に・・・ 10〜21 杉 本 啓 子
蝶で国際協カ(4) 蝶蛛で国際協カ(11)
― ホームステイ(2) 634 ― “世界最大の花
蝶で国際協カ(5) 「ラフレシア」を見た” 641
― キナバル国立公園へ 635 蝶で国際協カ(12)
蝶で国際協カ(6) ― “オランウータン保護区を訪ねて”
― Butterfly Farmを造る 636 642
蝶で国際協力(7) 蝶で国際協力(13)
―任地での暮らし 637 ― 活動を振り返って,そして今 643
蝶で国際協力(8) 蝶で国際協力(14)
― Butterfly Farmを造る(2) 638 ― 2年半ぶりのマレ一シア 644
蝶で国際協カ(9) 蝶で国際協力(15)(最終回)
― Butterfly Farmを造る(3) 639 ― マレーシアからの研修生 645
蝶で国際協カ(10)
― マレーシア半島の蝶園 640
技 術 情 報 636 640 641(特別編) 642 644
Journal of Journals 634 637 638
林業関係行事一覧 634〜645
傍 目 八 木
明けるのも良し,暗いのもまた良し 634 長野は木でもつ,木は何でもつ 635 地震が教えて
る,明日の木造 636 「キジウチ」のお話 637 ワン公に教わる木造住宅 638 マスコミも
生身でござる 639 都庁も高いが住宅はもっとタカーイ 640 木への信頼回復は国有林から,
これ極意 641 世の中変わると木の節も変わる 642 さればでござる 643 まっとうなは
なし 644 黒船到来も動ずることなし 645
統計にみる日本の林業
戦後50年の林業生産活動 634 林業所得の推移 635 拡大する集成材の生産 636 最近
の紙とパルプの動向 637 木材産業への依存度 638 世界の森林の状況 639 丸太輸入の
国別シェアの推移 640 製材工場の動向 641 木材需給量の推移 642 素材生産規模別に
みた林業事業体の諸状況 643 地域林業の中核としての森林組合の現状 644 合板工業の動
き 645
林政拾遺抄
一樹の蔭 634 ウッドパーク 635 とび石 636 防災森林 637 移植 638 正倉院
展の木製出品物 639 富士湧水 640 柿田川 641 大鋸 642 高密度林道網 643
雄島 644 まるごと博物館 645
荻野和彦の5時からセミナー4〜6
オールラウンドにしてコンプリートであること 634 所変わり,時が移れば 635 参加するこ
と 636
松永勝彦の5時からセミナー1〜3
タイでの植林 637 人類は異端者? 638 アイヌ人に学ぶ 639
小嶋睦雄の5時からセミナー1〜6
震災とサリン 640 植樹祭と国民参加の森づくり 641 流域林業時代の到来(1) 森林の流域
管埋システム 642 流域林業時代の到来(2) 「林業」のあり様を変えるか円高時代 643 流域
林業時代の到来(3) 農山漁村と過疎とむらおこし 644 国際交流の取り組み 東アジアの二つの
国を訪れて 645
本 の 紹 介
『森林科学論』(木平勇吉編) 只本良也 634 『「国際化」時代の山村・農林業問題』
(鈴木文熹・依光良三・川田勲・飯国
『林業と野生鳥獣との共存に向けて』 芳明著) 森 巖夫 641
(由井正敏・石井信夫著) 蜂屋欣二 635
『森はよみがえる』(石城謙吉著)相場芳憲 636 『山林雑記・太山の左知』(編集委員/
佐藤常雄・徳永光俊・江藤彰彦)筒井迪夫 642
『木橋づくり新時代』(日本住宅・木材
技術センター編著) 金谷紀行 637 『森の敵 森の味方』(片桐一正著)
古田公人 643
『水環境調査の基礎』(新井正著) I・Y 638 『森林文化への道』(筒井迪夫著)
『緑の明日を』((財)森とむらの会編) 北村昌美 644
吉藤 敬 639 『自然環境アセスメント技術マニュア
『森林資源の利用と再生』(永田信・ ル』(佐藤大七郎監修/自然環境アセ
井上真・岡裕泰著) 黒川泰享 640 スメント研究会編著) 佐々木行夫 645
こ だ ま
経済合理主義という銃口 634 木の成長クイズ 635 慣れ 636 木の成長クイズその2
637 耐え残った木々よ 638 森林の衰退 639 登山道での光景 640 故郷の山林を見
て 641 帰省して感じたこと 642 アリの王国 643 日本の製紙会社が行う「海外植林」
紹介 644 歩く,刈る,伐る 林業技術以前の技術として 645
会員の広場
ケヤキのさし木の試み ― 55%のさし穂が発根 有岡利幸 634 土壌図・気象年表・森林病害
― ヒノキ樹脂胴枯病を例として 佐保春芳 634 造林者の立場からV(藤原昭彦・「青年林業
士の目」併載p.36) 佐藤彦一 635 ユリノキに発生した凍裂 今川一志・及川伸夫・下田直義
636 メインの森 工藤樹一 637 自然保護と米国国有林,カナダB.C.州州有林の動向 中山
義治 637 トドマツ人工林の機械的間伐について ― 北海道有林函館経営区の事例 青柳正英
638 吉野の手すき和紙に熱い想いを込めて 伊藤貴文・植貞男・福本信昭 640 持続的森林
管埋についての私見 塚本好道 640 カティサーク号とチーク 渡辺弘之 643 平成7年春
のケヤキ花枝の異常着生について 有岡利幸 643 北海道の森林・林業の方向性に関するアンケ
ート調査について ― ノース・フォレスト・ルネッサンスのために 高木茂 644 青年海外協
カ隊員報告レポート ― インドネシア 添田亮 644 ウバメガシ雑感 佐々木隼人 645
渡辺半蔵さんのポプラ林に想う 川床典輝 645
そ の 他
第41回林業技術コンテストについての予告 634
投橋募集のお知らせ 634
第106回日本林学会大会のお知らせ 635
第42回森林・林業写真コンクール作品募集要領 635
日本林業技術協会第50回通常総会関係行事のお知らせ 637
平成6年度林業技士養成講習合格者 637
第41回林業技術賞受賞者・第6回学生林業技術研究論文コンテスト入賞者の発表 638
第42回森林・林業写真コンクール入選者の発表 638
平成7年度林業技士養成講習・登録のご案内(概要) 638
第46回全国植樹察(広島県)開催 639
日本林業技術協会第50回通常総会報告 639
第41回林業技術コンテスト入賞者 639
第l回林業技士体験記(論文コンテスト)募集案内 639
「緑の募金」制度がスタート 639
日林協≪山火事予知ポスター≫の図案・標語募集の中止についてのお知らせ 640
平成7年度(第18回)『空中写真セミナー』開催のご案内 641
1996年版林業手帳のサイズについて 641
日本林業技術協会支部連合会のお知らせ 642
第19回全国育樹祭式典開催される 644
森林総合研究所創立90周年記念式典開催される 645
第7回学生林業技術研究論文コンテストについて 645