昭和59年 1984年(502〜513号)
総目次
論 壇
再び、だ円(二焦点)林政について 筒 井 迪 夫 503
大学演習林そのもうひとつの存在意義 西 口 親 雄 504
森林計画制度の意義と課題 周 藤 眞 505
新興林業地域の発展の道を考える 小 嶋 睦 雄 506
林業経営はどこへ行くか 熊 崎 実 507
筒井先生への手紙 − 林政パラダイムの検討 小 瀧 武 夫 508
水・土保全と森林施業 塚 本 良 則 509
木材糖化工業の将来展望 越 島 哲 夫 510
いまなぜ林業協力が必要か 石 弘 之 511
国民参加の現代的意義一小瀧氏に答える 筒 井 廸 夫 512
造林樹種の選択をめぐって 根 岸 賢一郎 513
特 集
バイオテクノロジーの世界 502
T バイオテクノロジーの内奥をのぞく 日 野 稔 彦
U バイオテクノロジーの主要技術
1.遺伝子操作 山 本 直 樹
2.組織培養 斉 藤 明
3.微生物・酵素の利用 志 水 一 允
V 農・畜・水産業におけるバイオテクノロジー開発・利用の現状 木 村 滋
W バイオテクノロジーと遺伝資源の保全 山 本 千 秋
広葉樹の利用拡大をめざして 505
広葉樹を見なおす 上 村 武
国産広葉樹材の供給と利用の実態 渡 辺 利 一
広葉樹林施業に関する研究の動向 常緑広葉衛林 尾 方 信 夫
温帯林の有用広葉樹 桜 井 尚 武
定説の周辺を洗う 507
亜高山帯における針葉樹林帯欠如の論議をめぐって 前 田 禎 三
覆された着雪被害の定説 石 川 政 幸
節による木材の強度低減 畑 山 義 男
森林と水 509
森林と水との関係はどこまでわかったか 野 口 陽一
森林土壌の保水力 有 光 一 登
フィルターとしての森林の効果 有 水 彊
解 説
分収育林制度の推進と森林整備法人の役割について 工 藤 裕 士 503
優勢木の間伐−量的・質的生長と健全性に及ぼす影響 安 藤 貴 503
林家の林業生産活動の現状−1980年林業センサスからみて 高 橋 教 夫 503
農山村におけるナメコ生産振興上の諸問題−特用林産物の平場生産化との関連で
岩 上 欣 也 503
住宅建築の動向と製材業 西 村 勝 美 504
マツタケ栽培を夢みる前に 小 川 眞 504
記録の記録の報告−モウソウチクの開花 山路木曽男・富岡甲子次・小鷹哲夫 504
昭和58年7月豪雨−島根県西部災害を見て 村 上 公 久 504
昭和59年度林業関係予算の概要 松 本 郁 夫 505
<『21世紀にむけての森林・林業』公開シンポジウムから>
森林・林業の国民的課題「林学」技術研究の今日
−日本林学会公開シンポジウムからなにを学ぶか 安 藤 嘉 友 506
第95回日本林学会大会の概要 編 集 部 506
林道法面の植生回復 新 谷 融 506
富士スバルラインに見る植生の回復 長田十九三・清藤城宏・田辺 昭 506
タケノコ生産と竹林の管理 野 中 重 之 506
年輪から何がわかるか 太 田 貞 明 507
ミョウガの林内栽培 冥 賀 明 儀 507
国産針葉樹材の利用の方向 山 井 良三郎 508
住宅資材としての木材の問題点 野 溝 智 彦 508
これからの木造住宅−“民家型構法”の提案 藤 本 昌 也 508
3年目を迎えた総合的な松くい虫被害対策 中 岡 茂 508
ウッドケミカルス 志 水 一 允 510
バイオマス産業用原料としての森林資源の造成 佐々木 恵 彦 510
今冬期林木の寒さの害の調査速報 佐々木 長 儀 510
海外林業協力の技術的課題と林野庁の予算要求 藤 原 敬 511
林業の発展段階の違いと技術指導のあり力−サンパウロ林業研究協力を振り返って
中 野 実 511
国際熱帯木材協定の意味するもの 青 柳 朋 夫 511
海南島の自然条件と林業 符 気 浩 511
59年冬期の寒害(栃木・福島) 吉 武 孝 512
豪雪地帯における植栽樹種の検討 佐伯正夫・渡辺成雄・大関義男・庭野昭二 512
年輪年代学と考古学 光 谷 拓 実 512
ヒノキ造林をめぐる最近の問題−植付・保育の面から 藤 森 隆 郎 513
山の病気はなぜ増える−山医者の嘆き・ヒノキ樹脂胴枯病を例として 小 林 享 夫 513
ヒノキ林の造林限界に関する史的考察 中 垣 勇 三 513
ヒノキ天然更新施業−ヒノキ林施業の歴史的経過とこれからの天然更新施業 原 田 文 夫 513
<海外の話題>
セントヘレンズ噴火・その後 大 月 泰 夫 503
南米・パラグアイの大水害 若 森 邦 保 504
オレゴン州から日本への丸太輸出を禁止する法制化の動き
Richard P.Bu11ock・(抄訳)小松新平 509
オーストラリアにおける林野火災の実態と対策 山 谷 成 夫 512
<RESEARCH一全国林業試験・指導機関の紹介>
1.北海道立林業試験場(石井 宏・505) 11.秋田県林業センター(進藤隆男・510)
2.北海道立林産試験場(本江 満・505) 12.長崎県総合農林試験場林業部(和田 威・510)
3.沖縄県林業試験場(安里練雄・506) 13.福島県林業試験場(中村昭一・511)
4.青森県林業試験場(若原寿明・506) 14.佐賀県林業試験場(荒谷清英・511)
5.鹿児島県林業試験場(山内孝平・507) 15.新潟県林業試験場(木村 浩・512)
6.鹿児島県木材工業試験場(遠矢良太郎・507) 16.福岡県林業試験場(池田一雄・512)
7.岩手県林業試験場(南舘 昌・508) 17.石川県林業試験場(長谷川義法・513)
8.宮崎県林業試験場(黒木隆年・508) 18.石川県林木育種場(深山高四・513)
9.宮城県林業試験場(南部繁利・509) 19.大分県林業試験場(田尾敏昭・513)
1O.熊本県林業研究指導所(中島精之・509)
新年のご挨拶 猪 野 曠 502
第30回森林・林業写真コンクール優秀作品(白黒の部)紹介 502
軍30回林業技術賞・努力賞/第17回林業技術奨励賞業績紹介 510
第30回林業技術コンテスト要旨紹介 510
随 筆
物語林政史 手 束 平三郎
第22話 林業保護政策に職を賭して去っ 第25話 (その2) 508
た渡辺全−戦前期木材関税 第25話 (その3) 509
障壁の構築(その3) 502 第26話 結局仲よくさえすれば良かった
第23話 対談・二本の釘が抜けていた山 のに−治山・砂防事業半世紀
林局の対応−国立公園法成立 の確執(その1) 510
の周辺から今後に及ぷ(その1)503 第26話 (その2) 511
第23話 (その2) 504 第27話 理念の独走か矛盾の統一か
第24話 内からも外からも風当たりは続 昭和14年の森林法大改正
いたが−公有林野整理統一事 (その1) 512
業による市町村有林の形成 第27話 (その2) 513
(その1) 505
第24話 (その2) 506
第25話 走りだしたら止まらなくなった
国有林の択伐天然更新施業
への突進(その1) 507
巷談「木場の今昔」 松 本 善冶郎
13 木場の正月 502 17 大空襲−戦災 508
14 昭和初期(その2) 503 18 木味、木心、木の色気 509
14 昭和初期(その3) 504 19 敗戦からの出発 510
14 昭和初期(その4) 505 20 統制、インフレ、ヤミ、デフレ 511
15 昭和7,8年のころ 506 21 市売りの進出(その1) 512
16戦争への道 507 21 市売りの進出(その2) 513
山峡の譜 宇 江 敏 勝
カラ谷−炭窯づくりとアカゲラ(1) 505 シブケ−最後の焼き子(下) 510
カラ谷−炭窯づくりとアカゲラ(2) 506 宇井郷−備長炭の後継者 511
フカサコ−炭持ちの道(1) 507 タケヤ谷−青春のひとこま(上) 512
フカサコ−炭持ちの道(2) 508 タケヤ谷−青春のひとこま(下) 513
シブケ−最後の焼き子(上) 509
ヒマラヤ回想 岩 坪 五 郎
9 なにわ節の世界 502 10 リーダーの責任(2)<最終回> 504
10 リーダーの責任(1) 503
技 術 情 報 502〜503 505〜509 511〜513
JournaI Of Journals 502〜505 507〜509 511〜513
農林時事解説
親子日曜大工教室に人気−農林水産祭「実りのフェスティバル」502 林政審議会が国有林の改革推
進について答申/松くい虫被害減少503 昭和59年度林野関係予算案504 林野三法国会提出505
国有林野事業の生産・販売方針 新たな視点に立った生産・販売事業の充実・強化506 苗木と花の
配布会/親と子の森林教室 21世紀の森を歩こう507 58年度松くい虫被害減少/「国有林緑化推進
協力基金」が発足508 林野庁本庁組織の再編成509 昭和58年林業属地調査発表される/雇用調整
助成金の対象業種の指定510 米国からの林産物関税の引下げ要請について/長野県西部地震発生する
511 21世紀に向け林政長期ビジョン策定へ−林政審開催される/国民運動強化を決議−「松の緑
を守る」大会開催される512木材需要拡大策で政府・自民党活発に協議513
統計にみる日本の林業
保安林の整備502 停滞を続ける木材(用材)需要量503 林道の整備504 堅調な特用林産物生
産505 50年代の林業の動向506 低迷が続いている丸太生産507 長期不況に悩む製材業508
山村の動向509 地域林業の中核として期待される森林組合510 林業を支える金融制度511 最
近の住宅建設の動向 512世界の木材消費513
林政拾遺抄 筒 井 迪 夫
スキー場開発502 鉄筋コンクリート土留工503 国有林と地元504 どがま半兵衛505 林内
殖民506 咸宜園507 池田炭508 中学山509 一国山林経済学510 きのこの詩511
森林鉄道512 鉄道林513
木と住まいの美学
階段の工夫「箱段」 503 「木の柱」その2 509
「仏間のある住まい」 505 「明治洋風建築のベランダ」 511
「木の柱」その1 507 「ささやかな縁側」 513
本 の 紹 介
『新版・緑化樹木の病害虫(上)病害とその 材技術センター編集) 平井信二 508
防除』(小林享夫著) 近藤秀明 502 『現代林業経済論一林業経済研究入門』
『北海道の広葉樹林』(菊沢喜八郎著) (鈴木尚夫編著) 有永明人 508
柳沢聰雄 503 『改訂・林業薬剤便覧』(林業薬剤協会編
『冬芽でわかる落葉樹」(亀山 章監修・ 著) 小林富士雄 509
馬場多久男解説・写真) H. 504 『枝打ち一基礎と応用』(藤森隆郎著)
『エゾヒグマ百科−被害・予防・生態・ 相場芳憲 510
故事』(木村盛武著) 上田明一 504 『森林をまもる一生態系と動物の自然制
『森に学ぷ』(大政正隆著) 橋本与良 505 御』(古田公人著) 筒井迪夫 511
『新版・緑化樹木の病害虫(下)害虫とその 『日本の森林・緑資源』(依光良三著)
防除』(小林富士嬢著) 佐藤正彦 506 筒井迪夫 512
『新興林業地域と地方木材消費地市場の結 『日本近代林政の基礎構造一明冶構築期
合と再編』(小嶋睦雄著) 堺 正統 506 の実証的研究』(萩野敏雄著)三井昭二 512
実践林業大学XXZ 『治山緑化工』(村井 『明日の木と森』(筒井迪夫編著)
宏著) 塚本良則 507 上村 武 513
『木と日本の住まい』((財)日本住宅・木
こ だ ま
危うきかな、わが国有林502 造林事業の推進と山村振興503 今はやりの森林整備法人について
504 緑と緑地505 住宅と女族506 林業は死体処理業か507 真夏の夜の夢508 「知識」
と「技術」および「学術」509 木材関税問題510 均質性からの脱却511 新山村造りへの願望
512原点にもどる513
会員の広場
樹海だより(6)北国の森林と文化 畑野健一503 九州地方におけるヒノキ種子の作柄予測の5年間の結
果 森田栄一503 よみがえれ山村一山村と都市の交流を 岡田公人504 林業用作業指導書等に
おける図解の効用と限界一伐木作業における“くさび打ち”を例とした問題提起桑原正明507森
林の取扱いに関する基本的要件一いろいろ考えに考え抜いて 岡田幸郎509 樹海だより(7)補遺 畑
野健一511 『風流キノコ譚』を読んで 西口親雄511 よい苗木とは何か一量的表示に疑問 海藤
清一郎512
そ の 他
日本学術会議第13期会員選挙中止のお知らせ 502
森林・林業に関する公開シンポジウム『21世紀にむけての森林・林業』のお知らせ 503
第31回森林・林業写真コンクール作品募集要領 503
第39回通常総会の開催および関係行事のお知らせ 505
『空中写真セミナー』開催のご案内 506
第31回森林・林業写真コンクール入選者の発表 506
新会員勧誘のお願い 506
第30回林業技術賞・同努力賞、第17回林業技術奨励賞および第30回林業技術コンテスト入賞者の
発表 507
59年度山火事予知ポスター「図案」「標語」募集要領 507
日本林業技術協会組織機構 507
昭和59年度林業技士養成講習受講者募集要領ならびに林業技士登録要領(綴込み) 508
日本林業技術協会第39回通常総会報告 508
第31回林業技術賞ならびに第18回林業技術奨励賞および第31回林業技術コンテストについての
予告 510
『森林経営に関するユフロ国際研究集会』のご案内 511
59年度山火事予知ポスター「図案」「標語」入選者発表 511
投稿募集要領 511
第32回森林・林業写真コンクール作品募集票頓 512