昭和60年 1985年(514〜525号)
総目次
論 壇
山村再生の方途を探る 吉 沢 四 郎 515
国民の木離れはほんとうか 中 川 藤 一 516
生業(なりわい)・林業から営業(あきない)・森林業へ グループ青林会 517
国際森林年の意義 三 澤 毅 518
経済同友会報告書を読んで(「21世紀に架ける縁のニュー・スキーム
日本の森林・林業の総合政策を求めて」) 半 田 良 一 519
木材の需要拡大を考える−建築基準法へのアプローチ 杉 山 英 男 520
重大な危惧をもつ木材関税引き下げの動き
一律的でやみくもな関税引き下げ措置は危険 野 村 勇 521
日本森林利用学指南−森林利用普及研究者の遺言 中 村 英 碩 522
森林造成維持費用応益分担制度の確立をめざして 宇津木 嘉 夫 523
林政審(専門委)中間報告にみる背景と意義 林野庁 企画課 524
論 説
大いなる財産 森林(国際森林年記念論文) 新 原 幸 男 525
特 集
林業とコンピュータ 514
T 新段階を迎えたコンピュータ利用
1.コンピュータ開発の経過 菊 池 豊 彦
2.ソフトウェアの日米の格差−その溝は埋められるか 矢 島 敬 二
U 林業におけるコンピュータの利用と展望
1.森林の管理・経営の分野 木 平 勇 吉
2.国土保全・環境の分野 白 井 彰
3.林道・林業機械化の分野 小 沼 順 一
4.情報管理−コンピュータで探せる林業情報 川 端 幸 藏
V 情報化社会と林業 南 雲 秀次郎
解 説
低広二次林を有用樹林に誘導するための一指針 相 場 芳 憲 515
休日育林による40年生ヒノキ林の施業成果 青 木 尊 重 515
シイタケ原木林の育成 佐々木 義 則 515
ソ連林業の将来展望 ピーター・ブランドン 515
LVL生産の現状と将来性 小 倉 高 規 516
合板代替材料としての配向性ボードとウェイファーボード 大 熊 幹 章 516
昭和60年度林業関係予算の概要 小 合 信 也 517
新たな視点からの国有林材販売の推進にあたって 中 山 義 治 517
植物新品種の登録割度−植物育成者権保護の軌跡 吉 川 正 雄 517
ギリシアにおける山地荒廃と緑化事情 村 井 宏 517
東南アジア農業技術の基本問題−焼き畑を例として 福 井 捷 朗 518
国際森林年に思うこと−海外研修生が語る緑の報告 518
フィリピン ホセ・P・ブリオネス
中 国 茅 洪 新
ブラジル R・M・ファイファー
マレーシア ウィルフレッド・M・タンガウ
ユフロ国際研究集会・森林経営に参加して 箕 輸 光 博 518
火山地域における森林保全と治山事業
策23回森林保全懇話会シンポジウムから 大 槻 一 雄 519
『森と人間の文化史』放映余話 只 木 良 也 519
写真で見る海外の木質構造 安 藤 直 人 520
長野県の木材需要拡大−木造建築の振興を柱として 荻 原 武 夫 520
林業資源と環境(上・下) R.プロッホマン(訳・熊崎 実) 520・521
木曽山の御杣始祭 村 井 浩 520
熱帯林の適正な開発と保全のあり方 山 崎 政 美 521
欧米と比べた日本の林業技術 坂 口 勝 美 521
図説/日本の森林・林業・木材産業 三村龍円・富永茂・矢野俊夫 521
国際的関心を集めた第9回世界林業会議
第9回世界林業会議の概要 川喜多 進 522
第9回世界林業会議に出席して さとーたいしちろー 522
間伐材の市場開発と今後の課題 ’ 523
農林水産業用資材への需要開発 秋 山 俊 夫
欠点を克服したカラマツ間伐材の利用 倉 田 久 敬
中国向けスギ小径材の輸出について 伊 藤 泰 路
スギ・ヒノキ材質劣化害虫防除に関する研究の現状 小 林 一 三 524
見直される“葉枯し”“巻枯し”による素材の乾燥 鷲 見 博 史 524
明日の人類のための森林−国際森林年記念シンポ、「横浜森林宣言」を採択 編 集 部 524
国土づくりの基本に森林を−四全総への要望、
“21世紀の森林(みどり)づくり委員会”から 亘 信 夫 525
森林のもつ公益的機能の計量的評価−間伐等の保育の不実施の影響 林野庁公益的機能研究会 525
創立80周年を迎えた林業試験場 山 口 博 昭 525
<海外の話題>
パプア・ニューギニア熱帯降雨林における植林 森 正 次 516
中国「森林法」の公布と緑化運動 川 村 嘉 夫 519
アラブ首長国連邦における砂漠緑化事情と問題点 村 井 宏 524
<RESEARCH 全国林業試験・指導機関の紹介>
20.富山県林業試験場(杉井昭夫・515) 29.徳島県林業総合技術センター(大崎辰雄・519)
21.富山県木材試験場(元木英生・515) 30.茨城県林業試験場(近藤秀明・520)
22.福井県総合グリーンセンター林業試験部 31.愛媛県林業試験場(近藤清暢・520)
(古田宗雄・516) 32.栃木県林業センター(大森清寿・521)
23.高知県林業試験場(橋詰寿男・516) 33.山口県林業指導センター(河本典一・522)
24.長野県林業指導所(教育指導部・517) 34.山形県林業試験場(矢作一雄・523)
25.香川県林業指導所(松原経計・517) 35.山形県林木育種場(地主仁郎・523)
26.岐阜県林業センター(東方喜之・518) 36.群馬県林業試験場(見城 卓・524)
27.岐阜県寒冷地林業試験場(桂川 道・518) 37.広島県林業試験場(佐々木正臣・524)
28.山梨県林業技術センター試験研究部 38.東京都農業試験場林業分場(青柳幹夫・525)
(遠藤昭・519) 39.岡山県林業試験場(小松 栄・525)
新年のご挨拶 猪 野 曠 514
FAO,1985年を「国際森林年」と決定 514
第31回森林・林業写真コンクール優秀作品(白黒の部)紹介 514
パラグアイ国ミランダ女史からのメッセージ 519
日本林業技術協会第40回通常総会報告 520
第31回林業技術賞および同努力賞・業績紹介 522
第31回林業技術コンテスト要旨紹介 522
国際森林年「日比合同植樹祭」パンダバンガンで盛大に挙行 523
第9回全国育樹祭千葉県下で開催 525
随 筆
物語林政史 手 束 平三郎
第27話 理念の独走か矛盾の統一か 第31話 何が彼らをそうさせたのか−
昭和14年の森林法大改正(そ 占領下・技術官山林局長の実現
の3) 514 (その1) 520
第28話 対談(戦時林政)権限争いが生 第31話 (その2) 521
んだ肥満児−木材統制の発足 第31話 (その3) 522
と経過(その1) 515 第32話 林政統一の装置になった特別会
第28話 (その2) 516 許制度−昭和22年1月の閣
第29話 対談(戦時林政)ガスが臭った 議決定事情(その1) 523
がまずは合格点−需給逼迫か 第32話 (その2) 524
ら始まった薪炭統制(その1) 517 第33話 対談・土地革命とは一線を画し
第29話 (その2) 518 た−山林解放を指示しなかっ
第30話 対談(戦時林政)不急事業の烙 たGHQ<最終回> 525
印をはねかえした−挙国造林
計画の頓挫から証券造林へ 519
山峡の譜 宇 江 敏 勝
西ン谷ロ−川のほとりで 514 志古−石の炭・木の炭(上) 520
トンネルの向こう−炭焼学問 515 志古−石の炭・木の炭(中) 521
西ン谷−炭焼小屋のつくり方 516 志合−石の炭・木の炭(下) 522
尾鷲−わが出生(上) 517 四滝−炭焼きたちの戦争(上) 523
尾鷲−わが出生(中) 518 四滝−炭焼きたちの戦争(中) 524
尾鷲−わが出生(下) 519 四滝−炭焼きたちの戦争(下) 525
巷談「木場の今昔」 松 本 善冶郎
22 木場かたぎ・北斎 514 24 新木場誕生<最終回> 516
23 外材時代 515
印刷のばなし 国 司 龍 郎
1.ブロックプリンティング 517 4.製版用写真と三色分解(一) 521
2.現代の印刷とグーテンベルク 518 4.製版用写真と三色分解(二) 522
3.凸版(一) 519 5.色修正 523
3.凸版(二)絵の印刷・複製版・コー 6.カラー印刷物の製版 524
ルドタイプ 520 7.オフセット 525
技術情報 515〜516 518〜521 523〜525
JournaI of JournaIS 514〜521 523〜525
林業関係行事一覧 517〜525
農林時事解説
国有林の分収育林/間伐斧入式実施−公団造林514 名古屋営林局は支局に−60年度行革大綱決定
515 国会 森林・林業で活発な論議展開516 記念の森づくり、論文募集など国際森林年推進会議の
初会合517 各界の有識者が参集「21世紀の森林づくり委員会」初会合518 超党派の「林活推進議
員連盟」発足、また「緑の文明学会」も発足519 木材市場開放の国内対策、農林水産省案 林業振興に
国費850億円、融資枠1,160億円520 木材需要拡大に向けて建築関係法規の見直しも必要521
合板関税引き下げ62年春から実施 国内対策には総額1,500億円522 日航機国有林に墜落営林
署も救出活動に総力523 酸性雨 中国では近代化とともに「空中鬼」の多発、今後は「三同時」で解決を
524 悲願達成なるか水源税の創設525
統計にみる日本の林業
21世紀への森林の造成514 林道の開設と森林の伐採515 最近の南洋材の輸入動向516 国産
材時代に向けた林業経営の推進517 木材価格の動向518 1985年は国際森林年519 依然とし
て多い松くい虫被害520 住宅建設が木材需要量に及ぼす影響521 離島の林業522 森林の整備
と自然災害の推移523 公的機関が造林事業に果たす役割524 最近の米材の輸入動向525
林政拾遺抄
一冊の小さな本514 残された一本のケヤキ515 ある篤林家の技術516 諏訪神社の御柱517
分収育林518 カラマツ材の工法519 榾木の伊豆伏せ方式520 栃木の筏521 切替畑(焼
畑)林業522 大島のツバキ523 ある社寺上地林の歩み524 中村弥六の墓525
木と住まいの美学
坐漁荘の表玄関515 生活信条を生かした工夫517 美しい縁側519 日本人と板の間521 開
放的屋内構造523 家と無限の生命(河井寛次郎記念館のことT)525
本 の 紹 介
『熱帯植物要覧』(熱帯植物研究会編) 編) 中野達夫 520
浅川澄彦 514 『森林経理学の再編−日・中・韓三国
『森林をみる心−「森林と文化」国際 シンポジウムから』(大金永治編著)
シンポジウムからの報告』(四手井綱 船越昭治 520
英・林 知己夫編著) 八木下 弘 514 『緑と文明の構図』(筒井迪夫著)
『木材の流通とは一国産財時代への戦 三島昭男 521
略』(中川藤一著) 木下記喜 515 『広葉樹用材の利用と流通一その現状
林業改良普及双書88『農林複合経営のす と課題』(中山哲之助編著)
すめ方』(紙野伸二著) 寺周公治 516 黒田迪夫 522
『林業工学入門一代出技術と林道のキ 改訂『木材の知識一商品と流通の解
一ワード50』(上飯坂実編著) 説』(上村 武編著) 雨宮昭二 522
山脇三平 516 『自然立地的土地利用計画』(井手久登
『研究論文集』(森林経営に関するユフ ・武内和彦著) 高木勝久 523
口国際研究集会・同研究論文編集委員 『花木の博物誌・T』(小林義雄著)
会刊) 箕輪光博 517 只木良也 524
新版『私たちの森林』(日本林業技術協 ものと人間の文化史53『森林』(四手井
会編集) 北川紀彦 518 網英著) 今永正明 524
『山の木のひとりごと』(宇江敏勝著) 『外国の木工芸雑誌』(東光堂書店発行)
山尾三省 519 藤原勝敏 525
『木と日本人のくらし』(日本木材学会
こ だ ま
技術協力514 おてがる森林浴515 木材需要拡大元年516 森林エチケットの教育517 森林
施業計画518 村おこしと地域林業519 山の作業520 ボクらの夢521 都会人の求める「緑」
とは522 イベント・オリエンテッド・ポリシー523 赤信号524 林業の夢525
会員の広場
林況診断表の作成にあたって−九州地方・スギ林とヒノキ林 森田栄一515 アテの耐朽性について
中野敞夫516 林業生産か自然保護か−『森林をみる心』によせて思うこと 平田種男516 伝承
の担い手 東野辺薫氏の“和紙”を読んで 大崎六郎517 XYプロッターによる収穫実測図の作成
ソフトについて 松本人生518 樹木雑考(1)シラカンバ 畑野健一518 国際植生学会日本大会の記
事を読んで 倉田益二郎519 分収育林の推進について−分収育林応募者へのアンケートを実施して
小松弘之519 大分県南部および豊肥地域におけるオビスギ造林の現状と対策 松岡義弘523 古希
春秋 堀田正次523 中国で林業技術者の日本語学習熟高まる 水野遵一523 自転車の古チューブ
とスギの割材を利用した「あて木」の考案 熊谷国夫・伊藤 勲・川村 勇524 広葉樹の見直し−
特に木曽ヒノキの更新に関連して 荒井国幸524 樹木雑考(2)ポプラ 畑野健一524
そ の 他
会費改定についてのお願い 516
『第9回 世界林業会議の旅』ご参加のおすすめ 516
国際森林年記念「論文」「作文」「図画」募集のお知らせ 517
第40回日本林業技術協会通常総会の開催および関係行事のお知らせ 517
『空中写真セミナー』開催のご案内 518
第32回森林・林業写真コンクール入選者の発表 518
第31回林業技術賞・同努力賞、第18回林業技術奨励賞および第31回林業技術コンテスト入賞者の
発表 519
少年・少女のための北海道グリーン・キャンプ募集のお知らせ 519
昭和60年度林業技士養成講習受講者募集要領ならびに林業技士登録要領(綴込み) 520
国有林分収育林の募集始まる 520
国際森林年記念「論文」「作文」「図画」募集の締切迫る 521
昭和60年度山火事予知ポスター「図案」「標語」募集要領 521
国際森林年関係行事のお知らせ<記念シンポジウム・明日の人類のための森林><フォレスポ’85> 522
本年度山火事予知ポスター「標語」「図案」入選者発表 523
投稿募集票頒 523
国際森林年記念論文等入選者の紹介 524
第32回林業技術賞ならびに第19回林業技術奨励賞および第32回林業技術コンテストに
ついての予告 524
第33回森林・林業写真コンクール作品募集要領 525