昭和61年 1986年(526〜537号)
総目次
論 壇
第2次国土利用計画の策定について 松 隈 茂 527
複層林の技術開発の方向を考える 赤 井 龍 男 528
民有林林道事業の推進 下 山 裕 司 529
新時代を迎えた林木育種 ― 現状と今後の展開 勝 田 柾 530
「粗放林業」論への疑問 半 田 良 一 531
円高経済と国内林業 大 谷 健 532
森林資産の相続税制について ― 論議の整序と問題の点描 手 束 平三郎 533
木材新用途の開発と実用化への始動 ― 技術研究組合の設立 土 井 恭 次 534
国有林問題に関する林政審の中間報告を読んで 片 山 正 英 535
国際分業と日本林業の進路 熊 崎 実 536
木材の需要促進と林業・林産業の対応 ― 柱材生産・供給一辺倒からの脱皮 西 村 勝 美 537
特 集
木と子ども 526
T 木と出会った子どもの成長
1.木と感性 横 尾 哲 生
2.木と子どもの健康 高 野 健 人
U 教育現場への木の復権
1.よりよい教育環境をめざして 早 野 浩
2.木の温り木の香りのする学校
鹿児島県/加世田小学校 藤 田 晋 輔
長野県/南牧北小学校・上松小学校・清水中学校 荻 原 武 夫
山形県/小玉川小中学校 編 集 部
3.教育への木の利用 ― これからの課題 青 柳 朋 夫
解 説
正月の植物とその名の由来 深 津 正 526
今活躍している間伐材搬出機器 阿 部 公 志 527
酸性雨禍におびえながら ― 健闘する西ドイツの林業 熊 崎 実 527
カナダの森林と病害 鈴 木 和 夫 527
大雄山寺有林と複層林施業 ― 日本一の蓄積をもつ杉人工林 鈴 木 清 528
スギ山は崩れやすいのか? ― NHKテレビ「杉山崩壊」を見て 竹 下 敬 司 528
森林アンケート(国土庁)を実施して 平 野 秀 樹 528
国際森林年記念シンポジウム 「明日の人類のための森林」より
アフリカの危機の克服へ向けて J・A・オデラ(抄訳・井上 真) 528
昭和61年度林業関係予算の概要 小 原 文 悟 529
作業道作設のポイント 福 田 章 史 529
簡易林道制度の利・活用について 林野庁 林道課 529
パリ国際森林会議の概要 藤 原 敬 529
足助町と“緑と木材”フェスティバル 只 木 良 也 529
林木の抵抗性育種研究の動向 大 庭 喜八郎 530
森林遺伝資源保全をめぐる最近の動き 山 本 千 秋 530
組織培養利用による林木のクローン増殖 斉 藤 明 530
フランス広葉樹林業の行方 ― 広葉樹の施業手引書を読んで 佐 々 朋 幸 531
アメリカ・カナダで見直されてきた木造橋 薄 木 征 三 531
第97回日本林学会大会研究発表の概要 531
原木の形質特性によるシイタケの栽培効果 食用きのこ・大型プロジェクト研究班 532
西日本の松くい虫被害跡地における抵抗性マツの分布と更新状況 大 山 浪 雄 533
マツ林保全への取り組み 533
“国東半島松くい虫防除協会”の活動を中心として 和 田 幹 雄
岩手県南部被害急増の兆し ― 総合的防除体制の確立をめざして 菊 池 信 一
空中写真をはじめとしたリモートセンシングによる広葉樹資源の把握 大 貫 仁 人 533
米国西部木材産業の地盤沈下とその影響 ― ウエアハウザーの木材戦略の背景 高 須 寿 535
新しい「林業関係研究目標」の概要 古 牧 敏 正 535
バットの折損とその原因について 中 野 達 夫 535
ユーゴスラビアで開催された第18回ユフロ世界大会 536
ユフロ世界大会の概要 松 井 光 瑤
ユーゴスラビアの森林 浅 川 澄 彦
先進国にみる林業助成制度 岡 和 夫 536
“白神山地森林施業総合調査”について 松 井 正 536
冠雪害と施業 ― 61年春の被害地の観察結果から 藤 森 隆 郎 537
林政ジャーナリストの会・視察行/吉野・尾鷲林業地を見て 黒 川 宣 之 537
<私の技術ノート>
木で山を支える ― ウッドブロックの発想と成果 林 寛 537
<RESEARCH ― 全国林業試験・指導機関の紹介>
40.埼玉県林業試験場(松浦 貢・527) 48.奈良県林業試験場(福留 保・532)
41.島根県林業技術センター(野津 衛・527) 49.愛知県林業センター(鈴木隆司・533)
42.鳥取県林業試験場(財田雅男・528) 50.兵庫県林業試験場(村上嘉宏・533)
43.千葉県林業試験場(松原 功・529) 51.滋賀県森林センター(前田正治・535)
44.和歌山県林業センター(藤原信雄・530) 52.三重県林業技術センター(高橋 明・535)
45.和歌山県林木育種場(樫合高弘・530) 53.京都府林業試験場(吉田隆夫・536)
46.神奈川県林業試験場(栗田貞冶・531) 54.大阪府農林技術センター(西村直彬・536)
47.静岡県林業試験場(縣 富美夫・532) 55.岩手県林木育種場(照井隆一・537)
全国広葉樹<試験林・見本林>の概要
T.林業試験場 532 U.林木育種場(国立・民間)533 V.営林局(試験林)534 V.営
林局(見本林)535 W.都道府県(その1) 536 W.都道府県(その2)537
新年のご挨拶 猪 野 曠 526
第32回森林・林業写真コンクール優秀作品(白黒写真の部)紹介 526
日本林業技術協会第41回通常総会報告 532
日本林業技術協会創立65周年記念事業について 猪 野 曠 533
第32回林業技術賞業績紹介 534
第32回林業技術コンテスト要旨紹介 534
随 筆
山峡の譜 宇 江 敏 勝
道湯川 ― 三代の杉(上) 526 ウズラ谷 ― 夏の下草刈り(下) 532
道湯川 ― 三代の杉(中) 527 渡谷 ― 共同山の顛末 533
道湯川 ― 三代の杉(下) 528 西ン谷 ― 高度経済成長のころ(上) 534
平井郷 ― 青年作業班結成 529 西ン谷 ― 高度経済成長のころ(中) 535
ウズラ谷 ― 夏の下草刈り(上)530 西ン谷 ― 高度経済成長のころ(下) 536
ウズラ谷 ― 夏の下草刈り(中)531 熊野川 ― 筏下りの話(上) 537
印刷のはなし 国 司 龍 郎
7.オフセット(二) 526 9.グラビア・スクリーンプロセス 528
8.彫刻凹版とグラビア 527
私の古樹巡礼 八木下 弘
1.杉沢の大スギ 2.十五社のクス 526 神社のクス 532
3.月瀬の大スギ 4.萩原の大笠マツ 527 15.五十谷のスギ 16.苦竹のイチョウ 533
5.阿豆佐和気神社の大クス 6.建長寺の 17.大神神社の巳の神スギ 18.長太の大
ビャクシン 528 クス 534
7.女夫木の大スギ 8.根尾谷淡墨ザクラ 529 19.三島神社のキンモクセイ 20.萩原の
9.万正寺の大カヤ 10.加茂の大クス 530 大笠マツ 535
11.伯耆の大ジイ 12.白峰太田の大トチ 531 21.川古のクス 22.速玉大社のナギ 536
13.熱田神宮の大クス 14.京都御苑・宗像 23.杉の大スギ 24.菩提寺のイチョウ 537
幕らしの中の木竹工芸 佐 原 雄次郎
1.宮城伝統こけし 529 6.京扇子・京うちわ 534
2.福山琴 530 7.松本家具 535
3.別府竹細工 531 8.笹野一刀彫 536
4.箱根寄木細工 532 9.高山筌室 537
5.大館曲げわっぱ 533
『物語林政史』を終えて 手 束 平三郎 528
技 術 情 報 526〜527 529〜532 534〜537
Journal of Journals 527〜533 535〜537
林業関係行事一覧 526〜537
農林時事解説
産直住宅と輸入住宅 ― 個性ある家造り 526 61年度林野予算(案)総額で3,494億円、活性化対策
には80億円 527 1年に及んだ日米林産物(MOSS)協議決着する 528 “サミット・ハウス’86”
オープン/米国の金髪女性大工さんも奮闘 529 窮迫する国有林財政/借入残高1兆5千億円に 530
衆参本会議で「林業振興決議」戦後の「挙国造林」、「国土緑化」以来 531 木材から炭素繊維、砂糖も
産学官の研究組合発足 532 中国の林業事情 7,000万haの造成/三定工作で「私」の活用も 533
松くい虫被害対策特別措置法の延長を報告 534 国際熱帯木材機関(ITTO)本部のわが国設置 535
知床国有林の森林施業 536 モデル木造施設の建設による木造建築の振興 537
統計にみる日本の林業
農山村経済と特用林産物 526 分収育林による森林の整備 527 林地の他用途転用と国土利用計画
528 紙・パルプの生産動向 529 林業労働者の減少と高齢化が進行 530 蓄積増加が著しいわが
国の森林資源 531 待たれる人工林の質的充実と天然林の整備 532 変化する木材需要構造 533
保安林整備の推移(量から質へ) 534 林業の生産性向上と林業技術 535 林業労働賃金と山元立木
価格 536 円高と木材価格 537
林政拾遺抄 筒 井 迪 夫
和紙づくり 526 ドングリポケット運動 527 カラマツ材利用のログハウス 528 三浦梅園の思想
529 銭屋五兵衛 530 緑のハッピ 531 一里塚 532 身近でない学校林 533 木工芸の星534
高齢者を雇用する別所温泉森林公園 535 カイニョウ(屋敷林)536 蔡温の山形仕立法 537
木と住まいの美学
家の中にある小宇宙 527 美しき陶房 529 酒落た玄関(その一) 531 酒落た玄関(その二)
533 酒落た玄関(その三) 535 樹と木が調和する中庭 537
本 の 紹 介
子どもと読む『木と森の文化史』 『変貌する製材産地と製材業』
(筒井迪夫著) Y 526 (半田良一編著) 浜田宗男 532
『北日本産樹木図集』 (森 邦彦著) 『恒続林思想』 (アルフレート・メー
大谷博彌 526 ラー著、山畑一善訳)『照査法』(へ
『転換期の林業経営 ― 長伐期林業への ルマン・クヌッヒェル著、山畑一善
道』 (熊崎 実著) 只木良也 527 訳) 北村昌美 533
『木材・木質建材総合カタログ』(木材 新編『樹病学概論』 (小林享夫ほか7
需要拡大協議会編集・発行) K 528 共著) 近藤秀明 534
『地図学用語辞典』 (日本国際地図学会 復刻版『造林功労者事績(奮藩時代)』
編) 奥 克彦 529 (大日本山林会刊) 筒井迪夫 534
地域林業特産の活用『山村を活かすテザ 『日本の森林 ― 緑が育む豊かなくら
イン集』 (林業特産技術研究会編) し』(林野庁監修、松井光瑤編)S 535
加藤国昭 530 『世界の森林と緑の国際協力』(外務
『有用広葉樹の知識 ― 育てかたと使い 省・農林水産省・林野庁監修)
かた』 (有用広葉樹の知識編集委員会 手束平三郎 536
編) 柳沢聰雄 530 わかりやすい林業研究解説シリーズ
講談社現代新書801『巨樹』 No.82『広葉樹林の育成法』(蜂屋
(八木下 弘著) 舟山良雄 531 欣二ほか4共著) 北川紀彦 536
『宇宙から見た世界の森林一さまざま 『緑化工の実際』 (難波宣士編著)
な森林のかたちと変化をめぐって』 村井 宏 537
(辻井達一・飯坂譲二編著)只木良也 532
こ だ ま
新山村社会への夢526 スリムな木を育てる527 日曜大工528 森林の遷移529 みどりとは
森林である530 PPMと日本林業531 むらおこし532 心の森林浴533 求められるもの
534 CIのこと535 間伐材の需要拡大536 山の労働力537
会員の広場
海外伐出プロジェクトの意義と現況 タイ木材生産技術訓練プロジェクト 増子 博527 樹木雑考(3)
ユリノキ・ナラ 畑野健一527 何となく空な響を与える森林に文化の言葉の濫用 三宅正久527 樹木
雑考(4)ヒノキ・サワラとサクラ 畑野健一528 成り立つか南米林業 小宮忠義530 スギ林の間伐促
進と優良林分育成の一手段 杉山 宰530 のんべえ通信 十三明子531 緑、豊かな日本の天然資源
上野八恵531 ある三河材の製材・販売までを追って 川合昭一532 樹木雑考(5)コウヤマキ・イチイ
とクリ 畑野健一532 四国の国有林における複層林施業について 小澤普照534 “「粗放林業」論へ
の疑問”を読んで 右近啓吾534 自然植生を生かした低コスト林業 山本 仁535 のんべえ通信
(続)十三明子537
そ の 他
日林協刊行図書(興林会当時)の収集ご協力のお願い 532
投稿募集要領 530
第33回森林・林業写真コンクール作品募集要領 527
“水とのふれあい”フォトコンテスト’86実施要領 529
青年海外協力隊春の募集について 528
新会員勧誘のお願い 529
第41回日本林業技術協会通常総会の開催および関係行事のお知らせ 530
「空中写真セミナー」開催のご案内 531
昭和61年度前期国有林分収育林公募のお知らせ 532
60年度会員配布図書刊行のお知らせ 530
<第33回森林・林業写真コンクール>入選者の発表 530
日本林業技術協会北海道事務所開設のお知らせ 531
第32回林業技術賞・同努力賞および第32回林業技術コンテスト入賞者の発表 531
61年度山火事予知ポスター「図案」「標語」募集要領 533
第33回林業技術賞についての予告・第33回林業技術コンテストについての予告 536
昭和61年度後期国有林分収育林公募のお知らせ 535
青年海外協力隊<秋の募集>のお知らせ 535
出火事予知ポスター“標語・図案”入選者の発表 535
昭和61年度林業技士養成講習・スクーリング研修日程 536
第34回森林・林業写真コンクール作品募集要領 537
林業技術総目次〔昭和61年一1986年(526〜537号)〕 537