会誌「森林技術」

No.868 7月号

2014年 7月 10日 発行
○表紙写真○

『木曽五木樹幹解析円板』
(木曾山林資料館所蔵)
山口 登氏撮影

 この円板は,大正2年に木曾山林学校の3年生が,安藤時雄校長指導の下,共同で作製したものである。材料は帝室林野管理局木曽支庁(御料林)から提供された。樹齢は180〜250年の天然生大径木である。木曽五木とは,江戸時代に尾張藩が資源保護のため伐採を禁じたもので,ヒノキ・サワラ・ネズコ・アスナロ(ヒバ)・コウヤマキの5種を指す。
No.868 7月号
 
目    次
 
論 壇          林業の技術の継承と発展
本郷浩二  2
 
統計に見る日本の林業  「平成25 年度森林・林業白書」が公表されました!
林野庁  7
 
特 集          林業遺産2013
 
              日本森林学会2013 年度「林業遺産」選定事業
平野悠一郎  8
 
              No.1 「太山の左知」をはじめとした興野家文書
10
 
              No.2 旧木曾山林学校にかかわる林業教育資料ならびに演習林
11
 
              No.3 全国緑化行事発祥の地
12
 
              No.4 木曾森林鉄道(遺産群)
13
 
              No.5 四国森林管理局保存の大正〜昭和初期の林業関係写真
14
 
              No.6 飯能の西川材関係用具
15
 
              No.7 いの町の森林軌道跡
16
 
              No.8 東京大学樹芸研究所岩樟園クスノキ林
17
 
              No.9 大学演習林発祥の地:浅間山(千葉県鴨川市)
18
 
              No.10 猪名川上流域の里山(台場クヌギ林)
19
 
シリーズ演習林     (8)北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション
佐藤冬樹 20
 
連 載          産業界とともにめざす森林再生の未来 第2話
              株式会社レンタルのニッケン林業界における弊社の役割
応縁団太郎 22
 
緑のキーワード     CLT(直交集成板)
高畑啓一 24
 
連 載          新・誌上教材研究その18 子どもにすすめたい「森」の話
              林を守り育てる心〜宮沢賢治の世界(2)〜
山下宏文 25
 
本の紹介        やまんば能登を喰らう
杉浦孝蔵 26
 
            ものと人間の文化史165 タブノキ
野本寛一 26
 
木っと復興通信     失われた海岸林の再生を目指して 今年度植栽15ha 完了
吉田俊通・清藤城宏 27
 
報告          日本森林技術協会 第69回定時総会報告
 
↑ページのトップへ戻る