会誌「森林技術」

No.896

2016年 11月 10日 発行
○表紙写真○

木の歴史に思いを馳せる
(長野県松本市,美ヶ原山麓)
(株)柳沢林業撮影

 ソマミチツアー(本誌p.2-6参照)での一コマです。カラマツの伐採に立ち会った後,参加者とともに年輪を見ながら木の生い立ちを読み取りました。また,この木を最大限に活かすには,ということを考慮し木取りの方法を検討してみました。 (文:原 薫氏)
No.896
 

目次

論 壇        カラマツを活かし,カラマツに生かされる
           〜『山基準』と『遊び心』が木を使う暮らしの未来を拓く
原  薫  2
 
連 載        新・誌上教材研究その32 子どもにすすめたい「森」の話
           山を守る人々
山下宏文  7
 
特 集        国産材の使い途を拡げよう
           
                               大径木の有効活用〜丸太状熱処理と芯去り製材〜
渡邊豪巳  8
 
           道産カラマツの建築用材への利用
            ―新たな乾燥技術“コアドライ®”―
斎藤直人 12
 
           木材の持ち味を生かす〜郡上割り箸プロジェクト〜
野村純也 16
 
           神奈川県におけるスギ・ヒノキ穿孔性害虫被害材の利用
谷脇 徹・中島岳彦 18
 
           梢端材の利用〜板倉小屋“慈庵”〜
福田啓次 20
 
連 載        研修そして人材育成
           第9回 なぜ4
水野雅夫 22
 
連 載        産業界とともにめざす森林再生の未来 第30話
           一般社団法人 九州経済連合会 農林水産部
           九州の林業に対する九経連の取組
中原章策 24
 
報 告        知床半島の付け根における,アカエゾマツ群状植林51年の成長
小宮忠義 26
 
シリーズ演習林   (26)静岡大学の演習林
飯尾淳弘 30
 
報 告        韓日の山林治山と山地の管理方向
落合博貴 32
 
報 告        「「森林美学」の今日的意義」に関する第3 回ミニフォーラム
          「「森林美学」の時代性」より
伊藤精晤・小野良平・清水裕子 34
 
本の紹介      土砂災害と防災教育―命を守る判断・行動・備え―
岡本 隆 36
 
本の紹介      山のきもち 森林業が「ほっとする社会」をつくる
青木正篤 36
 
3.11 震災の記憶と復興  リオ五輪での日本選手の熱戦を支えた卓球台
内田信平 37
 
統計に見る日本の林業  製材品出荷量と素材入荷量の推移
林野庁 38
 
↑ページのトップへ戻る