会誌「森林技術」

No.920

2018年 11月 10日 発行
○表紙写真○

スキー場跡地に天然更新したカラマツ林
(長野県佐久市,立科国有林)
大矢信次郎撮影

 長野県の蓼科山北東に位置する旧蓼科アソシエイツスキー場は1997 年に営業を終了し,その後カラマツが天然更新しました。標高が約1800m と高いうえ,ゲレンデ造成の際に表土が除去されてB 〜 C 層土壌が露出していたため,競合植生が少なくカラマツ実生の定着・成長に好適な環境だったのでしょう(撮影日:2011 年8 月16 日,右下は2018 年10 月19 日)。
No.920
 

目    次
 
論 壇          天然更新への期待と課題
酒井 武  2
 
連 載          新・誌上教材研究その44 子どもにすすめたい「森」の話
             秋の森の実り
山下宏文  7
 
特 集          天然更新技術を考える
 
             北方森林の天然更新力を活かす地がき
石橋 聰  8
 
             カラマツ人工林におけるカラマツ天然更新の誘導
大矢信次郎 12
 
             スギ・ヒノキ人工林の針広混交林化を考える視点
長池卓男 16
 
連 載          研修そして人材育成
             第21回 成果発表会ノススメ
水野雅夫 20
 
連 載          チェンブレ! (7)
             きこりコミュニケーション〜生還のために〜
佐藤靖兪紀 22
 
技術者コーナー     29. 民間資金によるJCM-REDD+ 促進のための課題とその対応
平塚基志・淺田陽子 24
 
会員の広場       現場で発生した枝条等をチップ化処理する
            工事に係る費用の積算について
             〜機械賃料の見積りと張付け方式による機械経費の計算例
関 憲一郎 28
 
特別寄稿        LiDARデータとGIS解析を活用した森づくりのKPI
             〜「森林環境譲与税」に対応可能な森林監査の仕組みを考える〜
田中和博 32
 
本の紹介        世界の林道上/下
板谷明美 36
 
緑の付せん紙      鳥獣被害対策コーディネーター等育成研修会
山本英恵 36
 
連 載          つなぐ、記憶 つなぐ、想い (4)
             岩手県下閉伊郡山田町:復興さくらの丘
小池 潔 37
 
統計に見る日本の林業  建築物全体と公共建築物の木造率の推移
林野庁 38
 
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