○表紙写真○
カラマツ林内のエゾヤチネズミ
(北海道深川市) 南野一博氏撮影
エゾヤチネズミは林業関係者の間では樹木をかじる厄介者として扱われていますが、キツネやフクロウにとっては冬期間の重要な食物として無くてはならない存在です。このネズミはカラマツ林で追跡している若いメスの個体で、つぶらな瞳や仕草はとても愛くるしく見ていて飽きません。来春にまた会えるのか、それとも食物連鎖の一部となってしまうのか……。
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目 次
●論 壇 温故知新と不易流行─再造林地の直面する課題─ 佐藤重穂 2 ●特 集 野鼠・野兎害ふたたび 北海道における野ネズミ被害と防除の変遷 南野一博 8 早生樹コウヨウザンの野兎害とその防除 鵜川 信 12 森林に被害を起こすノウサギや野ネズミの生態と管理 山田文雄 16 |
●報告 20 歴史に学ぶ森林の持続管理 第23回国際歴史学会議 小池辰典・上田裕文・小池孝良 24 造林と倫理 Silviculture and Ethics ●本の紹介 34 世界の森からSDGsへ 平野悠一郎 ●木になるサイト紹介 34 グリーンエージ オンライン アカデミー(GOA) 小山直人 ●統計に見る日本の林業 36 国産材の素材生産量の推移 林野庁 | ●連 載 7 新・誌上教材研究 その68 子どもにすすめたい「森」の話縄文人の木材利用 山下宏文 28 研修そして人材育成 第45回 20年かかって見えてきた研修テーマ 水野雅夫 30 チェンブレ!(30) 胸を張って、「林業はいいぞ!」と伝えるために 石川 元 32 産業界とともにめざす森林再生の未来III 第27話 3.林業DX(デジタルツイン)への変革 (1)実用的かつ具体的なDXの基盤整備に向けた取組 今井靖晃 35 森と健康 みどりのリレー 第6回 森、癒しの力、身体感覚を磨き、いのちをつなぐ 伏見正江 |