会誌「森林技術」

No.969

2023年 1月 10日 発行
○表紙写真○

スギ材で製造された酒樽
(兵庫県神戸市東灘区 菊正宗酒造株式会社 本社)
大平辰朗氏撮影

 日本酒の酒樽は昔からスギの木材で作られてきました。吉野や秋田スギから作られたものが多いとのことです。樽用の木材は、木目がそろっており、加工も容易で見た目も美しいことが条件となっており、両産地のものが適していたと考えられます。加えて、酒の主たる産地に近かったことも要因の一つであったのでしょう。
No.969

 
目 次
 


●論 壇  森林とお酒                                    大平辰朗         2
 
●特 集    森林と酒
       
      木樽とお酒の科学                                   河村文郎         8
 
      木材の新しい前処理によって可能となる「木の酒」の製造技術とその特徴          大塚祐一郎    12

      地域材でウィスキー樽をつくる取組                         島田優平       16

 




●報告
 26  ネットゼロエミッション達成のための森林の役割
   平田泰雅

 32  東京農業大学・奥多摩演習林に見られる
      カラマツ実生の特徴
   上原 巌

●コラム
 30  栴檀の木への想い
   匂坂裕一郎

●本の紹介
 36  森の経済学
   佐藤宣子

 36  沖縄の身近な植物図鑑
   邑田 仁

●統計に見る日本の林業
 38  林業経営体の動向
   林野庁
 



 

 

●連 載
   7   新・誌上教材研究 その69
        子どもにすすめたい「森」の話
        林業という生業
    山下宏文
 
 20   研修そして人材育成
    第46回 伐倒基礎技術評価基準(案)
    水野雅夫

 22   チェンブレ!(31)
    いつも心にチェンブレを
        石川 元

 24   産業界とともにめざす森林再生の未来III 第29話
    3.林業DX(デジタルツイン)への変革
        (3) 車両系林業機械の入れない急峻地の集材を支える
   架線技術教育と機械の普及
        鈴木 茂

 37   森と健康 みどりのリレー 第7回
        環境と福祉はつながっている
        杉浦嘉雄


 

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