会誌「森林技術」

No.998

2025年 6月 10日 発行
○表紙写真○

神戸市北区の田園・里山風景とKOBE WOOD
(兵庫県神戸市)
神戸市(提供)撮影

 神戸市の中央部には六甲山系、北部に田園・里山が広がるが、1950年代からの燃料革命などで里山は放置され荒廃が進んだ(上)。神戸市では「森の未来都市神戸」を掲げ、森林資源の循環的利用を経済活動に組み込んで、里山再生を進めている。ロゴマークを制定し(左下:六甲山材)、里山材の製品化に力を入れる(右下:市役所ロビーのベンチ)。(文:黒田慶子氏、p.12-15参照)
No.998

 
目 次
 
●論 壇  里山広葉樹の利活用と再生を進める意義         長崎屋圭太        2
 
●特 集  広葉樹で里山はよみがえるか ─健全な循環への道筋を探る
 
      広葉樹材マーケットの現状と展望:
      里山再生との接点を考える                嶋瀬拓也        8
 
      里山広葉樹林の存続に必要な循環型経済の仕組み      黒田慶子       12
 
      広葉樹林における施業と里山の維持・再生         津布久隆       16
 
      森の設計士の覚悟─「広葉樹ブーム」の裏側にある真実   西野文貴       20

 

●報 告
 26 最近の森林火災について、思うこと
   槇原 寛
 
●コラム
 30 森の鳥への気候変動の影響
   植田睦之
 
 33 フィールドサインから見えてくる
   野生動物たちの生活
   鈴木 聡
 
 
●トピック
 36 手仕事が生み出す新しい森との関係
   ─グリーンウッドワークの世界
   久保田芳弘
 
●本の紹介
  7 アポ・カヤンから東京へ
   桜井尚武
 
●連 載
 24 分け入っても分け入っても青い山(26)
   東京も一枚めくると
   佐々木知幸

 
 
 
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