林野庁補助事業 令和3年度 森林情報活用促進事業のうち
「無断伐採の把握体制の整備」
成果のご紹介とお知らせ
成果のご紹介とお知らせ
1.経緯
林野庁ではGoogle Earth Engine (以下、GEEという)と無償衛星画像を組み合わせた森林変化点を抽出するプログラムを開発し、FAMOST(Forest and Agriculture Monitoring Observation with Satellite Technology)と名付け、市町村等に試行版を提供するとともに、改修等を進めてきました。 幣協会は、令和3年度の林野庁の補助事業により、市町村が伐採状況を効率的に確認し、無断伐採を早期に把握できるよう、リモートセンシング技術を活用した監視体制の構築に資する技術的なバックアップ体制の整備に取り組みました。 |
2.令和3年度の事業成果について
既に都道府県を対象に試験実装が行われてきた2時期の衛星画像を手動で選定して変化を抽出するFAMOST「ユーザー型」を改良し、変化抽出個所をリスト表示させ、それぞれの箇所にクリックでジャンプする機能を持たせたことで、操作性を向上させました(FAMOST(ユーザー型)マニュアル参照)。 さらに、新機能として森林変化箇所の情報を自動的にアラートメールで送信する「アラート受信型」を開発しました。市町村担当者が簡単に操作できるように、約10日間隔で森林変化のあった個所の位置情報と形状を自動で受信し、地図(Google Earth Pro等)に示すための情報(KML形式のポリゴン)をメールのリンクからダウンロードできるようにし3つの市町村において実証試験を実施しました。 *なお、「アラート受信型」の本格実装はGEEの商用利用が可能になるまで保留です。事業報告書の資料編に「アラート受信型の使用方法」を掲載しましたのでご参照願います。 アラートで受信したKMLファイルをGoogle Earth Proで表示させた図(左)と、この場所を現地確認した写真(右)。 |
3.令和4年度からの成果の社会実装に向けて
令和3年度に改良されたFAMOST(「ユーザー型」)は、令和4年度から本格的な運用に移行し、持続的に本プログラムを利用していただけるようバックアップ体制の整備等以下の様な取組みを行うことを検討しています。
FAMOST「アラート受信型」の市町村支援体制は有償サポートサービスを想定しているため商用利用となります。Google社での検討結果を踏まえて有償サポートサービスの金額を設定する予定です。 |
4.FAMOST「ユーザー型」利用にあたっての注意事項
利用する際には、必ずはじめに本注意事項を十分にお読み下さい。 (責任の所在、内容の変更や運用の停止があり得ることをあらかじめご了承願います。) 1.本プログラムで表示される衛星画像はGoogle Earthに掲載されているものであり、画像の著作権はGoogleにあります。 2.本プログラムの利用目的及び利用方法については、利用者の判断と責任に委ねられており、林野庁及び日林協は一切関与いたしません。 事由の如何を問わず、本プログラムを利用することにより生じた利用者又は第三者の損害には、利用者がその全ての責任を負うものとして、林野庁及び日林協は一切の責任を負いません。 3.本プログラムは、予告なしに内容を変更、削除したり、メンテナンス等のため運用の停止、休止又は中止をする場合があります。 4.本注意事項は、予告なしに内容を変更する場合があります。 5.推奨ブラウザは、次に示すブラウザの最新バージョンです。 Firefox、Google Chrome、Microsoft Edge 6.ブラウザのJavaScriptが有効となっている必要があります。 FAMOST(ユーザー型)へのリンク先はここ |
PDFダウンロード:
令和3年度事業報告書(本編・資料編)(約15MB) |
FAMOST(ユーザー型)マニュアル(令和3年度改良版) (約2MB)(** 利用する際には、注意事項を十分にお読み下さい。) |
FAMOST(アラート受信型)マニュアル(約600kb) (*商用利用が可能になるまで保留) |
5.お問い合わせ先
(一社)日本森林技術協会 森林情報グループ(担当:沼宮内、林、郡)〒102-0085 東京都千代田区六番町7
TEL:03-3261-9183(ダイヤルイン) FAX:03-3261-6849
Email: famost※jafta.or.jp(FAMOSTヘルプデスク)
※本ホームページでは,メールアドレスの@を,※にしてあります。
誠にお手数ではございますが,@に変更して送信をお願いします。
Copyright © All rights reserved