第3回セミナー 地球温暖化は森林整備にどのような影響を与えるか
講師:松本 光朗 氏 (森林総合研究所 温暖化対応推進拠点温暖化対応推進室長)
地球温暖化は現在最も注目を集めている環境問題ですが、温暖化問題に関しては、森林が役立っているメカニズムと実態、森林生態系に与える影響等が解明されてきました。また、森林資源の把握についてもデータベースが作られています。それらを今後の森林の管理、経営にどう生かしていくべきかが重要な課題であります。セミナーでは主に次の点について議論されました。
- 将来的な森林炭素吸収機能
- 温暖化と森林整備
- 炭素吸収算定を目的に整備された国家森林資源データベースの有効活用
- 風害と森林整備
- 炭素蓄積と間伐の関係
- 温暖化による雪害の発生
- 木材の炭素蓄積
- 高齢級林の蓄積(収穫表の修正)
- 温暖化による病虫害の拡大
- 森林の多面的機能と炭素吸収機能
- 温暖化に適した樹種